プラスチック成形金型の修理・補修・改造の総合窓口

金型修理メンテの基礎知識

ホットランナー使用時の色抜け改善 その他

概要

「ホットランナーで製造する製品の色を替える際に、取り換えた後の色になるまでのショット数が多くなってしまい、時間もコストもかかっていて困っている」というお客様のご相談を、当社ではよくいただきます。

 

成型機やシリンダー内の清掃をする際に、色抜き材(パージ剤)を用いて直接色抜き洗浄することが一般的ですが、ホットランナーの場合はショットを繰り返して徐々に色が抜けるようにさせなければいけません。しかしこの方法だと、色が抜けるのに100ショット以上もかかってしまう場合がございます。

 

そこでプラスチック金型メンテセンター.comでは、樹脂に添加物を混合させることで、より少ないショット数でホットランナーの色抜けができるかを実験いたしました。

トラブルが与える影響

    成型機やシリンダー内の清掃をする際に、色抜き材(パージ剤)を用いて直接色抜き洗浄することが一般的です。しかしホットランナーの場合は、ホットランナーの中にも以前に使用していた色の材料が残っています。このまま量産しようとすると、以前の色とこれから使用予定の色が混ざってしまい、不良品が多発してしまいます。

     

    そのため、ホットランナーの色抜き作業をするためのショットが必要となりますが、ここに時間がかかってしまうことで、生産が遅れて困っているというお声も当社に届いております。

トラブルの対処法

    そこで今回、プラスチック金型メンテセンター.COMでは、いかに少ないショット数でホットランナー内の樹脂の色が抜けるのかを実験いたしました。実験の内容は、ホットランナーを用いて別の色の樹脂の成形をした後に、色を替えた樹脂の成形を行っていくまでは通常の使用方法と同様ですが、そこに数パーセントの添加物を混合させて成形させるという内容です。パージ剤のような添加物を混合させることで、従来は清掃を行っても100ショット以上は色が抜けないという状況から、どれくらい改善するかを実験しました。

     

    結果は、下部の写真の通りで、およそ30ショットで前の色を抜くことに成功しました。ただ、色は抜けたものの、他にも多々問題点はあるため、現在も引き続き実験を繰り返しております。

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