破損部品の3Dスキャン&CAD化 その他
概要
数十年前に製作した金型の場合、「ずっと使い続けていたけど図面がない、でも修理してほしい」というご相談が多くなります。しかし図面がない金型の場合は、どうしても測定からスタートしなければいけず、設備や工数の観点から、対応可能な金型メーカーが圧倒的に少なくなってしまいます。
当社では、図面のない他社製金型であっても、3次元測定器によるCADデータ化・図面化に対応しております。既存金型メーカーが倒産・廃業してしまったり、図面のない金型の修理をしたいとお困りの方は、プラスチック金型メンテセンター.comまでご相談ください。
注意すべきトラブルとその前兆
- 金型の図面がなくて困っている
- 紙の図面をデータ化したい
- 2Dから3Dにしたい
- 金型部品の破損箇所のみを図面化したい
金型や金型部品が破損してしまった場合は、金型メーカーに修理依頼をする必要があります。しかしその際に、「既存金型を製作したのが数十年前で、ずっと使い続けていたから、図面がない...」というケースが多いかと思います。
CADが進化する前に製作した金型だと、ドラフターで書いた際の紙図面しかないという場合もあります。
または、2Dデータでしか金型図面がないけど、視覚的にわかりやすくしたい、どうせならこの際に3Dデータにしたい、というご相談も多くいただいております。
一部のお客様からは、「金型部品の破損箇所のみを図面化したい」というお声もいただきます。当社では金型部品の一部図面化にも対応しております。
トラブルが与える影響
- 図面がないと受けてくれる金型メーカー・部品メーカーが圧倒的に少ない
- 部品の復元ができない
- 量産ストップ
金型や金型部品の図面化ニーズが非常に高まっていますが、その大きな要因は、そもそも図面がないと金型修理を受け付けてくれる金型メーカーや金型部品メーカーが圧倒的に少ないことにあります。
しかし上記のように、図面がない、紙図面しかない、2D図面しかない、という成形メーカーも多いのが現状です。また既存の金型メーカーの廃業や倒産に伴い、対応可能な金型メーカーがいない、というケースも多くご相談いただきます。
このような結果として、金型や部品の復元ができず、量産ストップにつながってしまう、という大きな影響につながってしまいます。
トラブルの対処法
- 金型・金型部品を3次元測定器による3Dスキャンにて取り込み
- 測定データを3Dモデルデータに変換して、図面化
- 射出成形金型の修理
当サイトを運営する株式会社三愛マクセルでは、図面のない金型や金型部品のCADデータ化、図面化にも対応しております。
まずは金型や金型部品を接触・非接触3次元測定器による3Dスキャンをして形状を取り込みます。その後、測定データを3Dモデルデータに変換して、CADデータから図面を作成いたします。この図面に基づいて、金型や金型部品の修理を行います。
当社では、接触式と非接触式のどちらの3次元測定器にも対応しております。非接触式の方が効率よく測定することができますが、形状や精度によっては接触式の方が適している場合もございます。このように、図面がない場合であっても、お客様の金型にあわせて最適な金型測定方法をご提案し、図面データ化し、金型修理までを一貫して対応することができるのが、当社のプラスチック金型修理メンテナンスの特徴です。
もちろん金型の状況や、成形品の使用用途、改善のご希望に合わせて、金型の改造提案や、場合によっては新規金型の製作提案もいたします。医療用バケツや買い物カゴなど、既存金型の修理や新規金型の製造に関する実績も多くございますので、図面のない金型でお困りの方は、まずは三愛マクセルまでお問い合わせください。