概要 | こちらは、収納ケース本体フレームの射出成型金型の異音発生修理事例です。 こちらの金型は、県内のお客様からのご依頼で、量産途中に金型から異音が発生したため、量産を中止されたとのことです。そこで、金型修理依頼をプラスチック金型メンテセンター.COMにいただきました。 現場に確認に行ったところ、すでに量産は止まっていたため、実際に異音を確認する事は出来ませんでした。ただ、成形時の金型開閉時に異音というご相談だったため、ある程度の異音発生の原因の想定は出来ておりました。そこで、成形機に取り付けてある金型を拝見したところ、成形時に金型が閉まる際に動くアンギュラーピンがスライドコア穴部に当たってしまい、金型が潰れていることが確認できました。成形機に取り付けたまま、その場でスライドコアの動きを手で確認したところ、遊びがありました。この現場検証により、スプリングの異変だと確信しました。 スプリングの異変と想定されたため、金型のオーバーホールが必要になりました。そのためお客様にご提案の上、成形機から金型を取り外し、当社工場に持ち帰り、分解して詳細確認いたしました。すると写真のように、本来は4本入るはずのスプリングが、両端2本の状態でした。その関係で、徐々にスライドの戻りが甘くなり、異音発生の原因になったと判断いたしました。 そこでプラスチック金型メンテセンター.comでは、スプリングを中央2本にも入れて4本に増やし、またアンギュラーピンがぶつかっていたスライドコア穴部分にR加工し、納品いたしました。この結果、異音の発生もなくなり、無事に量産を開始することができたとのことです。 |
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