

| 概要 | こちらは入れ子化によるクラック修理とバリ修理の事例になります。 お客様より製作から13年が経過した金型の修理のご相談をいただきました。13年間の稼働により、金型には以下の不具合が発生していました。
・バリの発生: U字切り欠き部分に成形時のバリが発生。 ・クラック: 合わせ凸形状の根元にクラックが発生し、穴形状の不良が課題でした。
凸部のクラックは、単純な溶接補修では熱影響による再発リスクが高く、周囲のシボ面へ悪影響を及ぼす恐れがありました。そこで、当社では当該箇所を削り取り、新しい部品を組み込む「入れ子構造」をご提案いたしました。 具体的にはマシニングセンタを用いて、不具合箇所を含む既存形状を精密切削を行い、同時に、新しい入れ子部品を組み込むための「ポケット加工」を施しました。新規の入れ子部品については、ワイヤー放電加工とマシニング加工を組み合わせて製作を行いました。13年間の摩耗により、金型のパーティングラインや合わせ面は製作当時よりわずかに沈み込んでおり、図面寸法通りに作ると隙間ができる恐れがあるため、あえて「合わせ代」を見込んだ寸法で製作しました。また、熟練の技術者が組み付けを行い、光明丹を用いて「当たり」を確認し、手作業で調整を行いました。 成形機での最終的なトライ成形を実施し、修理前に発生していたバリやクラックが完全に解消され、金型の寿命を大幅に延ばし、安定した生産が継続可能な状態へと再することができました。 年間100型以上、累計5,000型を超える金型の設計・製作と、数多くの修理現場で培ってきた膨大なノウハウを持つ当社では、溶接の熱影響による再発リスクやシボ面への悪影響を事前に予測し、既存形状を削り取って新たな部品を組み込む「入れ子構造化」といった、トラブルを根本から解決する最適なご提案が可能です。他社で断られた古い金型のトラブルや、修理してもすぐに再発してしまう不良にお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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お気軽にご相談ください!
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