はい、イエプコ処理を行うことで、射出成形金型の離型性は大きく向上します。
加工された金属母材表面には、バリやカエリ、金属粒子の脱落孔などがあり、これが摩擦抵抗を増大させ、離型性を悪化させております。そこでイエプコ処理を行うことで、離型性を向上させることができます。
イエプコ処理には、角付きのエージェントによるクリーニング工程と、球状のエージェントによるピーニング工程に分かれます。クリーニング工程では、角がついたエージェントにより、表面の放電白層・加工変質層や、バリ、カエリ、マイクロパーティクルを除去することができます。その後2工程目として、球状のエージェントによるマイクロクラックやマイクロポーロシティを閉塞させるピーニング処理を行います。こうすることで、表面の平滑度を向上させ、表面組織の緻密化が施された、離型性の高い表面に仕上がります。
当社では、射出成形金型の修理メンテのみにならず、射出成形の成形条件、射出成形金型の設計・製造のご相談にも応じております。射出成形のことでお悩みの方は、プラスチック金型メンテセンター.comまでお問い合わせください。
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