TIG溶接とマイクロTIG溶接(弊社では低温溶接と呼称)の大きな違いは、熱集中性(出力)の違いです。通常のTIG溶接とマイクロTIG溶接の作業の進め方に大きな違いはありませんが、溶接棒は、通常のTIG溶接が2mmに対して、マイクロTIG溶接は0.1㎜~2㎜までございます。
また、マイクロTIG溶接はトーチ先端が細いため、①溶接時にかかる熱変形やヒケが少ない、②窒化処理後の金属にも溶接が可能、③薄い金属材料への溶接が可能なため、溶接後の作業がしやすい点が挙げられます。一方で、TIG溶接はマイクロTIG溶接と比較して広範囲での溶接が可能なため、溶接時間を短縮することが出来ます。そのため、母材の材質や厚さ、溶接範囲など状況に応じて最適な溶接方法を選定する必要があります。
弊社が採用しているマイクロTIG溶接機は、溶接する場所(平面なのか、凹み角なのか、凸角なのか)もワンタッチで最適条件を自動選択してくれます。また、アルミニウムや銅合金にも対応しているため、初心者でも実践が可能です。
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