

射出成形金型の清掃は、日常メンテナンスと定期メンテナンス(オーバーホール)に分けられます。
ここでは主に日常メンテナンスについて解説いたします。
>>定期メンテナンス(オーバーホール)についてはこちら
日常メンテナンスではPL面、ガスベント、キャビティコアを清掃し、成形中に発生するガスヤニ、樹脂のこり等を取り除くことが重要です。
PL面はバリの発生やカジリの発生に繋がるため、布や真鍮ブラシなどで丁寧に清掃します。
キャビティコアは製品の外観品質に直結するため、ガスヤニや汚れを、クリーナーを染み込ませた布や綿棒で拭き取ります。
ガスベントはショートショットや焼けの原因にもなるため、ブラシや薄いヘラで詰まりを取り除きます。
>>PL面の清掃の詳細はこちら
>>ガスベントの詳細はこちら
また、金型のスムーズな作動を維持し、摩耗やかじりを防ぐためのグリスアップも重要です。
ガイドピン、ガイドブッシュ、スライドコア、エジェクタピンなど、摺動する部分に付着している古いグリスや汚れを拭き取った後、新しい金型用の耐熱グリスを適量塗布します。グリスが多すぎると、製品に付着して油汚れの原因になるため注意が必要です。
最後に目視や簡単な確認を行い、異常がないかをチェックします。
射出成形に使用される金型は適切なメンテナンスを行うことにより、寿命がなく使用し続けることができます。
プラスチック金型メンテナンスセンター.COMでは、射出成形金型のメンテナンス用の簡易的なチェックリストをご用意しております。下記より無料でダウンロードいただけます。
お気軽にご相談ください!
お気軽にご相談ください!