射出成形金型の表面が錆びないようにする方法は、主に下記の通りです。
①鋼材選定時に耐食性を採用
②鋼材に焼入れを施す
③メッキ、コーティングを施す
まず①については、鋼材にも色々な種類がございますが、採用時にはステンレス鋼を選択いただけますと錆びにくく、汚れにくい性質を持っております。
②については、高熱を加えることによって酸化被膜が発生するので、錆びにくくなります。
③については、湿式メッキ(硬質クローム)、乾式(PVDコーティング)を掛けることで、材質表面に膜が張られ錆びにくくなります。また、防錆用の塗料をペンキで塗る方法もございます。
特に医療系の場合は、①の中でもステンレス、モールドベースからステンレス系に焼き入れを施すことで、射出成形金型自体が錆びにくくなります。ただし、ステンレスを採用したモールドベースの場合は、鋼材費も高くなってしまうことがデメリットとして挙げられます。
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