再生材で成形する射出成形金型について、設計の観点からアドバイスはありますか?
A. 再生材を使用した射出成形金型に関して、設計上の注意点をいくつかご提案いたします。
ご質問ありがとうございます。再生材を使用した射出成形金型に関して、設計上の注意点をいくつかご提案いたします。
弊社では、主に箱物(医療用ごみ箱)の金型を製作してきましたが、再生材を使用する際には以下の点に注意が必要です。
① ガスの発生と対策
再生材を使用すると、成形時に大量のガスが発生します。弊社でも修理を承っておりますが、ガス腐食による金型表面の変色がよく見られます。
この問題への対策として、以下の方法が有効です。
定期的な金型メンテナンスの徹底(ガスの蓄積を防ぐ)
入子分割構造の採用(ガスを適切に逃がす設計)
意匠面へのメッキ処理(ガス腐食の防止)
② 再生材の特性変動とインロー調整
弊社が手掛ける箱物(深物)の金型では、インロー調整機構を取り入れた設計を行っています。
再生材はロットごとに物性が異なり、成形品の寸法や品質にも影響を及ぼします。そのため、ロット差による偏肉(肉厚のばらつき)への対策として、インロー調整により寸法調整が可能な構造にすることが重要です。
弊社では、これらの課題に対応した設計・製作の経験が豊富にございますので、ご相談がございましたらぜひお声がけください。
射出成形金型のガス対策については下記をご確認ください!
>>射出成形におけるガスのトラブルにこれ一冊!プラスチック射出成形ガス対策ガイドブック
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