金型の錆取り
概要
金型の錆取りは、金型の表面に付着した錆を取り除く作業で、金型の寿命を延ばすために重要です。錆は、湿気や水分の影響を受けやすい金属表面に発生し、放置すると金型の機能や精度に悪影響を与えます。錆取りには、手作業での研磨や、専用の錆取り剤などの様々な方法があります。また、防錆処理を施し、錆の再発を防ぐことも重要です。

注意すべきトラブルとその前兆
- 製品表面のザラつき
- 離型性の悪化
金型の錆が原因で発生する問題は上記の2つです。
まず、製品表面のザラつきが発生することがあります。これは、金型のシボ面に錆が生じることで起こり、金型に錆が発生している可能性が高いと考えられる、わかりやすい前兆です。
また、離型性の悪化も腐食の影響として現れます。金型表面に発生する錆やピンホールが原因で離型が難しくなり、製品表面に擦れが発生しやすくなります。
トラブルが与える影響
- 製品の品質への影響
- 金型の寿命への影響
- 生産ラインへの影響
金型の錆が与える影響としては上記の3つがございます。
まず、製品の品質への影響として、錆びた金型は成形品の表面に錆びの斑点を残し、外観と品質に悪影響を与える可能性があります。さらに、腐食によって金型表面にピンホールが発生すると、成形品の不良品率が増加し、製品の品質が大きく損なわれます。
次に、金型の寿命への影響です。錆が進行すると、金型の摩耗や腐食が促進され、結果として金型の耐用年数が短くなります。金型の腐食が進むと、修理や交換が必要となり、生産コストが増加する可能性があります。
最後に、生産ラインへの影響です。錆による不良品が多発すると、生産ラインを停止する必要が生じることがあります。また、離型性が悪化すると、無理に成形品を取り外そうとする際に擦れが発生し、生産効率が低下します。これにより、製造プロセス全体に悪影響が及びます。
トラブルの対処法
- 磨き修理と溶接修理
- 防錆剤の塗布
- 適切な保管
金型の錆を取るには磨き修理と溶接修理があります。金型に錆が発生した場合、基本的には磨き修理で対応しますが、寸法公差が厳しい場合は磨いた後に溶接修理を行って形状を復元する必要があります。
錆を取った後は、再び錆びないように防錆剤の塗布や適切な保管を徹底しましょう。
◆ プラスチック金型メンテセンターが実際に金型の錆取りを行った事例はこちら!
>>スピーカー部品用金型の水漏れによるサビ修理
>>プリンター部品用金型のガスヤニによるサビの除去
>>その他 錆修理事例一覧